女性の薄毛対策には、まずはシャンプーの選び方や洗い方の見直しから始めるのがベストです!
健康的な髪を維持し薄毛をできるだけ防ぐためには、頭皮を清潔な状態に保つためにシャンプーの選び方がとても大切です。
今までは美しく艶があり、ボリュームのあった髪が自慢だった方でも、ブラシをする時に「髪が多く抜けるような気がする」とドキッとすることはありませんか?
これから薄毛になるかもしれないと先々のことを心配しているかたも早めの対策は効果的です。
シャンプーの選び方や洗い方を見直して元気な髪を手に入れていきましょう。
女性の薄毛対策で知っておきたいシャンプー選びのポイントとは?
薄毛が気になると、毎日行うシャンプーでのダメージも気になるところです。
シャンプーは外でついた汚れや油分を落とすために欠かせませんが、実はシャンプーの成分によっては逆に頭皮にダメージを与えてしまうものもあります。
女性が薄毛対策をするなら、日ごろから使っているシャンプーよりも薄毛や抜け毛対策にターゲットを絞った女性専用のシャンプーを使いましょう。
頭皮ケアを中心に考えた薄毛対策のシャンプーはいくつかありますが、抗酸化作用が期待できるタイプや薄毛に優しく働きかける有効成分などを配合したものなど、かなり豊富に出ています。
なので、ここでは、シャンプーを選ぶ際のポイントについてご紹介していきますので、是非参考にしてみてください。
洗浄成分がアミノ酸系の育毛シャンプーを選ぶ
まず、シャンプーの洗浄成分がアミノ酸系であるものを選ぶことがおススメです。
シャンプーの成分は、おおまかに
- 高級アルコール系
- アミノ酸系
- 石鹸系
- ベタイン系
- 天然系
このうち「アミノ酸系」は髪へのダメージを抑える効果があるだけでなく、髪の毛のタンパク質に含まれるアミノ酸との馴染みもよいので負担なく使用することができます。
また、洗浄力が強すぎないというのも利点です。
あまり洗浄力の強いものや刺激のあるものを選んでしまうと、最低限髪の毛に必要とされている油分や皮脂まで落としてしまうため、キシキシとした手触りやパサパサと乾燥したような広がりに繋がります。
保湿力も高いので、フケやかゆみの防止としても役立ちます。
ココイル、ラウロイル、ココアンホ、メチルアライン、ベタインなどの成分にはアミノ酸が豊富に配合されているため、是非成分欄にも注目してみましょう。
頭皮ケア成分が入った育毛シャンプーを選ぶ
洗浄成分だけではなく、シャンプー自体に頭皮ケア成分が入っているかどうかを判断基準とするのもいいでしょう。
頭皮の血行を促進することで栄養分を上手く髪に行き渡らせたり、毛穴の詰まりを取り除いたりする効果が発揮されます。
髪の根本であり、かつ毛穴のある頭皮のケアを怠っていては、髪の毛が抜けやすくなったり、細く弱くなってしまったりしがちです。
「汚れを落とすためのただの洗髪」としてシャンプーを使うのではなく、「洗髪しながら頭皮もケアできる」状態を目指し、一石二鳥の効果を期待してシャンプー選びをするのは非常に有効な手段です。
具体的には、
が配合されているものや、スカルプシャンプーなど頭皮ケアに特化した種類のものを選んでみるとよいでしょう。
頭皮の肌質に合わせて育毛シャンプーを選ぶ
人によって適した基礎化粧品のタイプが違うのと同じように、シャンプーも頭皮の肌質によって合う合わないが左右されます。
- 朝起きてから半日以内にベタついてしまうならオイリータイプ
- フケが気になったり粉をふいたりするようなことがあれば乾燥肌タイプ
- 赤くなったりかゆくなったりすることが多いのであれば敏感肌タイプ
- 特に大きなトラブルはないけれど悩みが浅く広く色々な場面で起きやすいというようであれば普通肌タイプ
それぞれのタイプによって、保湿力を強くしたものやとにかく優しく洗えるよう配慮されているものなど、効果も様々です。
まずは自分の頭皮について念入りにチェックし、どんなタイプが合うか見極めるのも大切です。
無理なく継続できる価格・値段の育毛シャンプーを選ぶ
女性が薄毛対策シャンプーを用意したとしても、買い続けられるような価格帯のものでないとあまり意味がありません。
なぜならば、薄毛対策は一朝一夕で効果が出るものでは無く、早くても3か月程度は時間がかかるため、継続して行わないと効果が期待できないのです。
薄毛対策のシャンプー自体が高価すぎて継続して購入することが出来ず途中で辞めてしまったりしては勿体ありません。
また残量を気にして規定の量以下で使用していたり、間に薄毛対策用ではない普通のシャンプーを挟んでしまったりしていては、効果も半減してしまいます。
毎日使うということを念頭に置いて、無理なく継続できるようなものを選ぶのがよいでしょう。
近所のドラッグストア等で購入できる、ECサイトで取り扱っているなどネットショッピングしやすい、定期便や継続購入で割引が適用される、などの利点をチェックするのもポイントです。

薄毛が気になる女性のための薄毛を増やさない髪の洗い方とは
髪の毛をとかしてから洗う
髪の毛が絡まっていたり、1か所に固まったりしたままでシャンプーすると、洗っている最中に髪がもつれてしまいます。
さらに、濡れた髪の毛は絡まりやすいため、洗っている最中や乾かす最中に無理に髪を引っ張ってしまい、髪が抜けて薄毛になりやすくなってしまいます。
あらかじめ髪を洗う前にブラッシングしておくと、髪が絡まるのを防げるため薄毛予防にもなります。
爪を立てて洗わない
爪を立ててガシガシと洗うと頭皮に傷がつき、抜け毛や頭皮の炎症の原因となります。
爪を立てずボールの表面を掴む要領で、優しく泡を立てて洗いましょう。
また、洗う前にしっかりと髪を濡らしましょう。
直接頭皮にシャンプーをつけると、うまく泡立たないだけでなく頭皮への刺激にもなってしまいます。
しっかりすすぐ
実は薄毛の原因になるのは、頭皮についた洗い残しではなくシャンプーのすすぎ残しです。
頭皮に洗い流しきれなかったシャンプーが残ってしまうと、頭皮の毛穴を詰まらせて髪の生成を妨げたり、炎症を起こしたりする原因になります。
髪を洗い過ぎない
髪の頭皮を洗いすぎると、必要な頭皮の皮脂まで洗い流してしまうため頭皮全体が乾燥し、毛根が弱くなってしまって抜け毛や薄毛の原因となります。
また、必要な皮脂がなくなった頭皮は、皮脂の過剰分泌を起こし薄毛を促進してしまいます。
髪は洗い過ぎず1日1回洗うだけにしましょう。
当然、1度シャンプーした後の2度洗いも厳禁です。
また、髪に使っているシャンプーの洗浄力が高すぎると、洗いすぎと同じく必要な皮脂も洗い流してしまい、皮脂の過剰分泌による薄毛の原因となります。
そのほか、髪に付着するシリコンは汚れの原因ともなるので、洗浄力が強すぎないノンシリコンのアミノ酸のシャンプーを選ぶのがおすすめです。
トリートメントすることは薄毛対策につながるのか
トリートメントの本来の役割とは
シャンプーが薄毛対策になるのであれば、似たようなトリートメントも薄毛対策になるの?と思った人もいるかもしれません。
トリートメントとは髪の毛の内部に水分や油分を補う役割のほか、髪の毛に栄養を与えてダメージを補修する役割を持っていて、髪の毛の状態を整えることができるヘアケア剤の1つです。
スキンケアでいうところの、美容液や保湿クリームのようなものだと理解してください。
トリートメント以外にもリンスやコンディショナーといったヘアケア剤がありますが、これらは同じものではありません。
リンスやコンディショナーは髪の毛の表面を綺麗にするためのもので、髪の毛をなめらかにし、パサつきを防ぐなどの役割を果たしてくれます。
トリートメントの中にはリンスやコンディショナーの役割を含んだものも販売されているので、トリートメントだけでも十分髪の毛を綺麗に整えることができます。
トリートメントは薄毛対策になる?
では、トリートメントは薄毛対策として利用することはできるのでしょうか?
結論から申し上げると、NOです。
先ほどもお伝えしたように、トリートメントとは、あくまでも、髪の毛に栄養や水分、油分を与え、ダメージを補修するためのものであり、抜け毛や薄毛を防ぐためのものではありません。
もちろん、トリートメントを利用して髪の毛に栄養を与え、髪の元気に保つことで、薄毛や抜け毛防止につなげることは可能なので、薄毛に今現在悩んでいる人がトリートメントを使うことができない、というわけではありません。
しかし、直接的な薄毛対策として用いることは一般的ではないので、その点は覚えておいてください。
トリートメントの使い方には注意が必要
トリートメントは基本的に、シャンプーの後に使用します。
シャンプー後は髪の毛が濡れているので、水分を少し落としてから、トリートメントを髪の毛に塗布していきます。
トリートメントはあくまでも、髪の毛に対して使うものなので、頭皮などに直接つけるものではないので注意してください。
トリートメントを塗布したら数分間はそのままにしておき、栄養分を髪の毛に浸透させていきます。
その後洗い流すのですが、この時、しっかりとすすいでトリートメントが残らないようにしてください。
万が一、頭皮に付着したままになると、頭皮を刺激してしまい、炎症などが起こってしまう恐れがあります。
その炎症が抜け毛の原因となってしまう可能性があるため、注意が必要です。
結局、トリートメントは薄毛対策に必要?
内容をまとめると以下のようになります。
- 女性でも薄毛になることはある
- トリートメントの役割は、髪の毛に栄養や油分を与え、ダメージを修復すること
- リンスやコンディショナーとトリートメントは別物
- トリートメントは直接的な薄毛対策にはならない
- トリートメントはシャンプーの後に使用し、しっかりと洗い流す
トリートメントは正しく使用すれば髪の毛に悪影響を及ぼすことはありません。
シャンプーの選び方・洗い方を変える以外にもできる女性の薄毛対策方法とは
シャンプーの前に頭皮マッサージをしよう
髪の毛が薄くなってきたら、シャンプー方法や薄毛対策に適したシャンプー選びの他に「シャンプー前の頭皮マッサージ」も取り入れてみましょう。
頭皮マッサージは頭部の血行促進に効果があり、薄毛対策にもプラスの効果を発揮することが期待されています。
頭皮マッサージはとても簡単です。
シャンプー前に5本の指の腹を使って頭皮をもむように圧迫し指を放します。
この動作を数回繰り返してください。
そして最後に指先で頭皮を優しくつまむようにし頭皮を前後に動かします。
シャンプーをする前のたった5分でできるのが頭皮マッサージです。
シャンプーやシャンプー方法と合わせてぜひ実行してみましょう。
髪に必要な栄養素を摂る
髪の生成にはアミノ酸などの成分が必要です。
ところが、髪は体の中でも末端にあるため、体中で必要な栄養素が不足してしまうと、髪を生成する分まで行きわたらなくなってしまうので、薄毛の原因となってしまいます。
過剰なダイエットを控えたり、栄養バランスの取れた食事を心がけたりして、必要な栄養素を十分摂れるようにしましょう。
とはいえ、食事のみで髪の生成に必要な栄養素をすべて補うのはとても困難です。
髪の生成やハリ、コシを保つサポートを行う栄養素がバランスよく配合された、育毛サプリを利用するとより効率的に髪に必要な栄養素が得られます。
ホルモンバランスを整える
髪の発育を促すだけでなく、ハリやコシのある美しい髪の毛を作るのに深い関わりを持っているのが、女性ホルモンであるエストロゲンです。
女性にはホルモンバランスが崩れる整理前後や妊娠出産、更年期などのタイミングがありますが、それ以外でも睡眠不足やストレスなどでもホルモンバランスが崩れる原因になります。
十分な休養や睡眠を取るなど、ホルモンバランスを崩さない生活を送ると、薄毛予防効果も得られます。
血行を促進させる
髪に栄養素を送るには、体の血行や代謝も正常でなければいけません。
ストレスや冷えなどで血行が阻害されると、せっかく摂取した栄養素も髪まで送られなくなってしまい、薄毛を加速させることになります。
適度に運動をする、体を温める、ストレスを溜めないなど、色々な工夫で血行を促進させれば、髪の生成のために効率よく栄養素が運ばれます。
また、血行が良くなると頭皮の代謝も活発になるので、古い髪が抜けて新しい髪に生え変わるサイクルも正常に行われるだけでなく、汚れや老廃物も排出されるようになるので、薄毛の予防に繋がります。
女性用育毛剤を使用する
色々な対策と共に併用できるのが、女性用育毛剤の使用です。
男性用だけでなく、女性の薄毛対策にも効果的な育毛剤も多く販売されていますので、自分の体質や成分に合った育毛剤を選んで使用するのが効果的です。
まとめ
女性の薄毛対策にはシャンプーが密接に関わっていると言っても過言ではありませんね。
確かにシャンプーは毎日のことですので、影響があるのは事実です。
薄毛や抜け毛対策用のシャンプーを選び、正確な洗い方をしていれば、薄毛対策には効果があるということです。
更にそれに加えて女性用の育毛剤などを併用してケアすることで、今までのような美しく艶があり、魅力ある髪をを取り戻すことが出来るでしょう。
シャンプーの選び方や洗い方を見直して元気な髪を手に入れていきましょう。